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植林・間伐部門

目次

世界を豊かな森で満たす

森林は地球の温暖化防止、土砂崩れ防止に対して大きな役目を果たしています。
それだけでなく、森林はより多くの水を貯え、それが養分とともに流れ、川、海へと続いていきます。
そう。森こそが世界の心臓なのです。しかし今、この森が荒れています。森林が減っています。

森が姿を消せば、温暖化は加速し、土砂崩れによる被害も大きくなってしまう。
それをただ見ているなんてことはできません。
そこでNPO法人「MAKE HAPPY」は、植林/間伐プロジェクトとして「Wonderful World 植林 Festival(ワンフェス)」を立ち上げ、日本、そして世界を豊かな森で満たすための活動を行っております。

主なプロジェクト

緑と希望があふれる地球を子どもたちに残すために、国境・年齢・性別・人種すべてを超えて、皆で力を合わせて一本でも多く木を増やす。
それが植林プロジェクトの目標です。

中国・内モンゴル植林ツアー

中国・内モンゴルでの植林を行っております。
これまでは年2回行っておりましたが、2020年以降は新型コロナウイルスの感染拡大により活動を中止しております。
しかし、このままでは地球の緑化が進みませんので、新たにあなたの木を沙漠に植える「my tree」プロジェクトを開始しました。

※中国・内モンゴル植林ツアーは、公益社団法人国土緑化推進機構の緑の基金から、一部支援をいただいております。

あなたの木を沙漠に植える
「my tree」プロジェクト

植林ツアーの現地参加が難しいという方のために立ち上げたプロジェクトです。
ツアー参加者に苗木を託すことで、日本にいながら植林活動にご参加いただけます。
2020年は137名の方にご参加いただき、約3,000本の植林を行いました。
これまでにご参加いただいた方は総勢1,999名。約31,000本の植林を達成しています。

東北植林プロジェクト
「希望の森モリ大作戦~東北植林編~」

2011年10月、横浜国立大学の名誉教授である宮脇昭氏が、「瓦礫を使った森の防波堤プロジェクト」を打ち出しました。
これは、有害物質を含まない瓦礫を使用して土手を築き、植林するプロジェクトです。
森は防波堤本来の役割を果たすだけでなく、仮に津波が森を乗り越えてしまってもその速度を和らげて被害をおさえることができます。

ワンフェスはこのプロジェクトに感銘を受け、2012年1月より東北植林の準備を始め、9月には「希望の森モリ大作戦~東北植林編~」としてプロジェクトを立ち上げることができました。
現在は復興が進み、森の防波堤の需要は少なくなっているということもあり、育苗と寄り添いの活動にシフトしています。
2018年からは、津波の被害が大きかった石巻市南浜に国・県・市で作る「南浜津波復興記念公園」内に育苗拠点を置き、公園内の緑化活動に従事。
これまでに約16,000本の育苗に成功し、石巻市民の心の復興にも貢献しております。

※2020年はツアーを開催できませんでしたが、300本の植林を行いました。
※この活動は、石巻市「こころの復興助成金」より一部助成をいただいております。

一円基金~一円玉で世界を緑だらけにしちゃおう大作戦~

一人ひとりの力は微力でも、決して無力ではない。
力を合わせれば大きな力になる。
一円の基金でできることをします。日本で一番幸せな一円の使い方を目指します。

その他のプロジェクト

【日本縦断の旅】
九州から関東まで、植林の大切さを伝えるための講演を行いました。
2020年は2月6日~3月5日の日程で行い、全22講演、約411名の方にお話を聞いていただきました。

【オーストラリア森林火災の視察・支援報告】
2019年9月頃に起きたオーストラリアでの森林火災。
これにより多くの家が、人が、生き物が被害にあいました。
これに対し、何かできることはないかと思案した結果、2020年1月に86名の方と一緒にオーストラリアへ。
森林火災の現場を知り、現地の植林団体とつながりを持ちました。
そして、現地のコアラホスピタルにユーカリの木を寄付しました。
今後もできる支援を続け、報告してまいります。

間伐について

近年は海外から安い木材を仕入れることができるため、日本の木の注目度は下がっています。
過度な伐採が減るからよいのではと思うかもしれませんが、実際はそうではありません。
むしろ、日本の木に関わる人が減ったことで森林への理解度が低下し、その結果行うべき間引き(間伐)が行われなくなって森が荒れてしまうのです。
植林と間伐は、日本の森林を守るためにセットで行うことが大切です。

きらめ樹間伐

木の皮を剥く間伐法で、切り倒す必要がないためお子様はもちろんご高齢の方も参加可能です。
皮が剥がれた木は栄養を吸収できなくなり、時間をかけてゆっくりと乾燥していきます。

伐採

きらめ樹間伐を行ってから2年経過した夏の時期に、木を切り倒します。
ゆっくりと乾燥した木は、切り倒して急速に乾燥させた木材よりも強度があり、香りも引き立つ優秀な木材になります。
HAPPY MAKEでは、チェーンソー講習の受講を推奨し、伐採のチーム作りも進めております。

加工

伐採した木を加工して木材(間伐材)としていきます。
間伐材と聞くと、間引かれた質の悪い木材というイメージがあるかもしれませんが、実際は強度・香りがよい優秀な木材なのです。HAPPY MAKEの間伐拠点である兵庫県丹波市では、木製の楽器や家具などを製作できる加工場もございます。

※2015年より、兵庫県丹波市のシェアビレッジ(オーナー:吉田 健様)を間伐拠点としております。

2020年の活動報告

【2020年の目標】
①森の現状を知る・伝える
②山主様とつながる
③きらめ樹間伐を実施する
④きらめ樹の伐採を行う
⑤伐採した間伐材を加工して商品にする
⑥商品を販売する

【達成報告】
①出店・お話会
大阪府枚方市 日本縦断お話会/大阪府八尾市「森で遊ぶ日」
兵庫県市川町 きらめ樹出店「棚田FES」/共津県丹波市「拠点お披書目イベント」
大阪府教方市きらめ樹出店「Let's SDGS」/大阪府枚方市 Y2美容院「森の活動お話会」

②つながった山主様
兵庫県丹波市/烏取県智領町/岡山県和気市/京都府南丹市/共庫県市川町/大阪府八尾市

③皮むきイベントの開催(全6回)
参加者:48名
開伐面積:900㎡
皮刺き本数:35本

④伐採したきらめ樹(2箇所)
原都府梅丹市 西村様の森/兵車県丹波市シェアビレジの森

⑤加工場
兵庫県丹波市 法良工義告工場/大阪府大阪市 アルブル木工教室ワークスペース

⑥加工品の開発/販売
保育園の椅子・机/楽器・カホン/スウェーデントーチ/ディッシュプレート/コースター

2021年の目標

1000年続く森作りのシンボルとして、「きらめ極間伐ツリーハウス」をシェアビレッジに建てることが決定しています。
1年間の製作議座で受議生を集め、並行してクラウドファンディングを実施して資金を調達する予定です。
その目的は「森に関わる人を増やす」こと。
森の問題は一人では解決できません。大人数かつ長期的なスパンでの関わりが必要です。
このツリーハウスプロジェクトを通して日本の森問題が広く認知されるように、同時に問題解決に取り組む仲間を作り、大工技術の継承も行ってまいります。

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